意識高いイベントに出た #svcampus
7/30に名古屋で開かれた Skyland Ventures Campus in 名古屋 というイベントに参加した感想などを書いた方が良い気がするので書いていきます。 ここで「最高のイベントだった!!!」的な文章を書くと運営の方々や他の参加者など意識高くて実際にすごい人達から好印象を得られそうなので、そんな感じの記事にしたつもりです。
嘘は書いていません。念のため。
まあ最高のイベントとまでは僕は思えませんが、実際に出て良かったなーと思えたイベントでした。 楽しかったですし、プレゼンは全部ためになりましたし、人脈も多少は広がりましたし、前から気になっていた人に会えたりもしました。
嘘じゃないですよ。
どんなイベントか
Skyland Ventures(以下SV)というシードスタートアップへの投資に特化したVC(ベンチャーキャピタル)の企業のイベントです。
Nagoya Startup News の紹介(宣伝)記事がこちら。
イベントページで説明されている通り、GoogleやDeNAといった有名な企業もVCからの投資を受けています。
SVが開いたこのイベントは代表のマックス木下さん(@kinoshitay)から起業についてのプレゼンを聞けるという貴重なものです。 今回のテーマは「学生こそスタートアップしよう」でした。
対象は起業したい人、スタートアップやベンチャー志向の学生だと思います。 東京じゃよくあるかもしれませんが、名古屋ではこういうイベントはほとんどないでしょう。 そもそも名古屋にVCはあるのかというところです。
他にもこのイベントで起業を発表した若目田君(@wakamesun2)と名古屋の代表的なスタートアップのMisocaの代表である豊吉さん(@toyoshi)のプレゼンがありました。
...Misocaってスタートアップなんですかね?どこまでがスタートアップでどっからがベンチャーなのかよく分かりません。 そして発音はミソ↑カなのかミソ↓カなのか...
めんどくさくなってきたため簡単に説明すると「意識高い奴らが意識高い奴らから話聞く意識高いイベント」ってとこですかね。
めっちゃ適当ですがあながち間違ってもないと思います。
そんな意識高いイベントに、意識高いを装っている僕が参加しました。
イベントの全部を紹介してもしょうがないですしそんなめんどいことしたくないので、僕が特に印象に残っていることを中心に紹介します。
オープニングトーク(若目田大貴)
印象に残ってることは特にないです。 これ一週間以上経ってから書いているんですが、起業宣言以外はマジでよく覚えていません。ごめんなさい。 ノリと勢いと盛り上げがすごかったかなーって感じです。
その起業宣言ですが素直にすげえと思いました。 Facebookのグループメッセージでそんな雰囲気がありましたが、実際に学生で起業する、しかも東京以外の学生がってのはすごいと思います。 ネット見れば学生起業してる人は結構見ますが、東京でしかも高学歴の学生ばかりです。 それに結構見るといっても学生のうち1%もいないでしょうし。
余談ですが、Wantedlyの学生ランキングなんかはマジでエグい奴ばっかなので一回プロフィール見てみるといいですよ。 世の中には学生のうちから凄いことをやっている奴がたくさんいるって知れますから。 自分の周りに凄い人がいない人、自分が凄いって思っている人は世界広がりますよ。
僕は若目田君とはこのイベントとその前に一回だけ会っている知り合い程度の仲で彼のことをよく知りませんが、とにかく行動力がある人だと思ってます。
彼は会いたいって言えば会ってくれると思うので、話してみたい人はTwitterやFacebookで連絡してみるといいんじゃないでしょうか。
あと彼がいなかったらこのイベントの参加者はもっと少なかったでしょうから、そういう意味でもやっぱ凄い男だと思います。 圧倒的行動力。
ちなみに僕も愛知に来てくれるなら会いますよ。多分。
大学生こそスタートアップすべき理由(マックス木下)
当日のスライドはこちら。
最初の方でも述べましたが、プレゼンの内容を全部紹介してもしょうがないですしクソめんどいので印象に残ってることだけ書きます。
全部知りたい人はスライド見てください。
TECH_SALONの朝活もやっている#Hiveshibuyaには一度行ってみたいです。
今、一番優秀な人は学生起業している
らしいです。 これは「確かに」って思いました。 普通に考えたらそうですよね。
結構有名な人とかは学生起業してる人多いですよね。 僕がめちゃくちゃすごいと思ってるじげんの平尾丈(@joe_magic)さんは学生で起業しています。 上でも述べたWantedlyの学生ランキングとかも起業してる人多そうです。
会社は最短3日、費用25万、リスクほぼ無しで設立できる
30万あれば学生でも問題なく起業できるのは知ってましたが、最短3日、リスクほぼ無しってのは知りませんでした。 リスクほぼ無しってのは多分説明してなかったのでどういうことか分かりませんが、初期費用がかかるくらいってことですかね?
今は起業の仕方なんかもネットで調べれば簡単に分かる時代で、教科書みたいにやり方が載ってるそうです。 ただ、この3日というのは相当上手くやったらの場合だそうで、普通は1ヶ月ほどかかるそうです。 ネットなどの情報を上手く駆使して効率よくやるやり手なら3日でも可能ということです。
こういうことって普通知りませんよね。
というか知る機会がありませんでした。
僕は思うんですが、知らないことって損ですよね。
知らないとまず選択肢にすら入らず、自分が向いているかやどちらが得か、将来性があるかなんかの比較すらできません。
よく知らずに、よく考えずに、よく調べずに大企業志望するとかホント滑稽だと思いますよ。
これは大企業批判ではなく、思考停止無知大企業志望就活生批判です。
僕の記事ですがこれとかどうぞ。
大手の就職情報サイトは人気企業ランキングとかいうただの知名度のくだらないランキングなんかよりも、優良ベンチャーやスタートアップとかを教えてほしいところです。
スタートアップしないのは廃人
マックス木下さんはこう言ってました。 さすがにこれは冗談っぽく言ってましたけど。
でもスタートアップした自分の人生に自信を持って、スタートアップしないのが廃人とまで言ってしまう、そういうの僕は好きです。 やっぱ自分がやってきたことを誇れると良いですよね。
マックス木下さんは学生時代ではなく今が一番楽しいらしいです。 素晴らしいですね。
起業は目的化してもいい
僕がこれが一番印象に残っています。 ここでなにを話されていた詳しいことは忘れてしまいました。 この次のスライドに色々書いてあるため見てください。
これにかんして起業したことない僕の思いを書きます。
普通はなんかサービス出したかったり社会問題解決したかったり金儲けしたかったりで起業するかと思います。 起業は手段であって目的ではないってことです。
ですが、なにかのために起業ではなく、起業すること自体を目的にしてもいい。 なんか大それたことじゃなくてもいい。 「起業したい」から起業すればいい。 それでいいじゃん。 起業を目的化して起業したら、起業したからこその新しい目的ができるかもしれない。
よくプログラミングなんかは目的ではなく手段って言われますよね。 もうね、うるせーわと。 別にプログラミングが目的でええじゃんと。 プログラミングが目的でなんか作ったりするかもしれないし、それで技術力や新しい知識付くからええだろと。 やる気を削がすな。 プログラミングを目的化しちゃってることを間違いとするんではなくて、そのせいでなんか間違ったことしてたりなんも成果ない奴に諭せばええんじゃないでしょうか。
僕は面接で「起業は目的ではなく手段だと思っている」と言われたことがあります。 そうかもしれない、しかしそうだとしてもそれは人によるし、そう言われたからといってそう考えないといけないわけでもない。 起業を目的にすることが悪いことでもないはずだ。
目的なんか人それぞれだから、起業が目的ならそれでいい。 起業を目的化して結果起業するなら良いことでしょ。 少なくともうだうだ言って起業しないよりは、起業を目的化して起業した方が自分にとってプラスになるはず。
- 起業したら変わる
- 起業の経験は貴重だろう
- 起業したら有名になるかもしれない
- 成功するかは置いといて誇れるだろう
- 周りからちやほやされるかもしれない
- 就活も転職も有利になるかもしれねい
- 大儲けできるかもしれない
とか思います。
つまり僕は学生起業してちやほやされたい。
起業しよう(豊吉隆一郎)
こちらはスライドが当日限りでしか閲覧できないのですが、内容全部紹介するなんてナンセンスなことはもちろんしません。
豊吉さんは今まではブログやなんかの紹介記事とかで何回も見ていましたが、もちろん会うのは初めてでした。 豊吉さんは僕の存在を全く認識せずに帰られたと思いますが。 というかあの場で僕を認識してくれた人は一体何人いるのか...
この写真だとデキる人って感じのオーラがヤバいですが、落ち着いた雰囲気の方です。
プレゼンが適度に笑いを取っていて上手いなと思いました。
完全に個人的な考えなんですが、笑いを取らないプレゼンは微妙だと思ってます。
取れないと取らないは違います。
取ろうと思って取れなかったらそれは力不足かセンスが異なっているんでしょうが、全く笑いを取ろうとしないのは好きじゃありません。
つまらないです。
スライドの文字が小さかったのがちょっと残念でした。
印象に残っていることは結構あったのですが、いかんせんこの記事を書くのが遅すぎて結構忘れてしまっています。
以下のレポート記事がスライドの写真を多く載せてて内容がよく分かります。
僕のこの記事だけじゃ豊吉さんのプレゼンはさっぱりピーマンだと思うので参考にしてください。
起業のいいタイミングはこない
「いつかいいタイミングが出来たら起業」
そんなものは来ない。
今が常にベストなタイミングとのこと。
いつまでも考えてないでとにかく起業しましょうって感じですかね。
いつやるか?
最初にすべきことは顧客を探すこと
どうせ作るのだからまずは客を探せとのこと。 作ってから探しても客はいないかもしれません。 しかし客を見つけてからなら問題なし。 みたいな。そんな感じ。
20代を失敗しても取り返しがつく
- 3年*3回失敗しても29歳
- ぼーっとしていると取り返しがつかなくなる
20代は頑張らないと、頑張ろうと、そう思えました。 20代で成功も失敗もせずにそのまま年とったら、プライドだけ高いなんもできないオヤジになってしまいます。
僕は7月はかなりだらけていたので、これ聞いてちゃんとしないとヤバいなと思いました。
...そう思って8月中旬を迎えていまだにだらけていますが、これ書いていてマジでしっかりしていかないと、と危機感を覚えています。 もっとチャレンジしていかないと。それこそ起業とかね。
高い目標に向かって生きよう
ここで僕が印象的だったのは「目標が低いから悩む」でした。 たしかに。
しょうもない目標だとしょうもないことで悩むかもしれません。 高い目標ならとんでもないことでしか悩まないかもしれません。 そんな感じ。
僕は結構しょうもないことで悩んだりするので、でかい目標持って生きようと思いました。 ...そうできたら苦労しないよなーて悩み。
懇親会
最後はイベント恒例の人見知りぼっち殺し懇親会でした。
マックス木下さん、豊吉さんは常に誰かが話しかけており人気でした。
僕と友達が話した人の中には僕らの就職する企業知ってる人がいませんでした。 どっちも東京のITベンチャーなのですが、名古屋の学生だとベンチャーはCyberAgentやGREEといったメガベンチャー以外あまり知らないのかなと思いました。 名古屋では最も有名なITベンチャーのエイチームも東京では知名度低いですが、東京のそこそこ有名なベンチャーでも名古屋だと知名度低そうですね。
僕も友達も就職先の知名度が低くいので知らなくてもしょうがないですが。
反省点
このイベントにおける僕の反省です。
最初に若目田君が「#svcampus で500ツイート目指そう!」みたいなこと言ってました。 軽いツイ廃の僕は30ツイートしてました。 ツイートして盛り上げるのはいいんですが、ツイートに結構意識を向けてしまってプレゼンに完全に集中してなかったのはホント失敗でした。 ツイートをして盛り上げるけどプレゼンは集中して聞くというメリハリが大事ですね。 貴重なお話をもっときちんと聞くべきでした。
そんな僕のイベント最初の場違いツイートがこちら。
— キンチキ (@garukujane) 2016年7月30日
完全に余談ですが、Twitterの公式アプリ使ってる人多すぎません?
TLのツイートのクライアントがTwitter for iPhoneとTwitter for Androidだらけでうんざりですよ。
個人的に大量にあるTwitterクライアントの中で公式アプリはかなりクソです。 ブラウザでいうIE、エディタでいうメモ帳の立ち位置だと僕は思ってます。 マジで使いづらいし機能はクソ少ないし見づらいしうんこだしクソです。 ツールにこだわるエンジニアで公式使ってる人が少ないことからサードパーティの優秀性≒公式の微妙さが証明されてます。
公式アプリ使ってるほとんどの人は他を知らないからクソったれなのに使うんですよね。 ベンチャーを知らないから大企業しか志望しないように。 サードパーティの優秀なTwitterクライアントをぜひ知りましょう!
APIの制限上サードパーティのTwitterクライアントではできないこともあります。 そういう公式でしかできない少しのことだけ公式に任せればいいんです。 メインにはもっと高機能かつ使いやすいサードパーティのクライアントを断然勧めます。 もはやTwitterは情報発信と情報収集のツールと言っても過言ではないので、そのTwitterクライアントもこだわりましょう!
友達の存在
僕は友達二人と来てしまったことで、そいつらと結構話してしまいました。 人脈広げたり色んなこと知れる懇親会で、特に友達と話してしまったのは本当にもったいなかったと思うと共に少し後悔しています。 名古屋の意識高い人たちとお話できる貴重な機会を自ら潰したことは反省しないといけません。
勉強会やセミナーの醍醐味の一つとして新たな出会いがあると思ってます。 次からはこのような場で友達といても、できるだけ知らない人と積極的に話していきます。
参考
レポート記事などを紹介します。 この記事だけだと変な捉え方をさせてしまっているかもしれないので、ぜひ見ましょう。
おわりに
20代は頑張ろうと思った。
この記事書いてたらあのイベントが神イベントかと思えてきました。 僕的にはそんなことはないのですが、やっぱり振り返ったり文章にするのは大事ですね。
僕は東京の人が名古屋を地方って言うことに違和感があるんですがどうですかね?
名古屋は一応三大都市なわけです。 そりゃ大阪と東京には圧倒的な差があって、会社説明会の開催地域とかベンチャー企業の数とかだともはや福岡に負けてそうな気がしなくもないですが、それでも都市なわけですよ。 「名古屋でも参加者が集まった」ではなく「名古屋だから参加者が集まった」ではないのでしょうか。 もちろん若目田君の活躍はとても大きいと思いますが。
名古屋を地方って認識してるのは東京と大阪の人くらいなんじゃないですかね? 確かに東京や大阪に比べたらチンカスですが、地方ではない気がします。 そんなこと言ったら島根とかなんなんですか。 未開の地ですか。
とはいえ名古屋が地方だとは思いませんが、イケてるとも全く思えません。 いや名古屋は全然イケてないでしょ。 まず名古屋駅がマジでイケてない。オシャレ感皆無。 ですがこのイベントに来てた人たちはイケてると思います。 名古屋でこのようなイベントを開いてくださってありがとうございました。
いやほんと。