インターネット時代で大企業に入ると転職不利&貧乏になる理由とは
大企業が良いって言ってるお父さんやおじいちゃんに聞いてみて。
「それは昔の話でしょ?今の話じゃないでしょ?」って
僕がこの前出たセミナーがめちゃくちゃ良かったので、内容を紹介しようと思います。 僕は今まで出たセミナーの中で、ダントツに面白くてためになって納得もできた内容です。 主に金と転職の話です。 18卒の人には特に読んでほしいですね。
残念な反応
僕はセミナー参加後にこんなツイートしてました。
今日のセミナーは多分俺が今まで出た企業、学校、その他の全ての中で一番良い内容だった
— キンチキ (@garukujane) May 12, 2016
就活生、社会人、後輩、年寄りなど問わず大企業を特に理由なく志望してたり良いと思ってたり安定してると思ってる全ての人に聞いてほしい内容
— キンチキ (@garukujane) May 12, 2016
俺も大企業が良いと思ってた時期があったけど、ホント目からウロコだった。そしてすごい納得できた。
— キンチキ (@garukujane) May 12, 2016
こんなに内容が気になるツイートしてるのに「聞きたい」と反応してくれたのが、そこまでやり取りしてなくて卒業してからはほぼ交流のないゼミの先輩一人だけでした。
お前ら聞けよ
まあ残念でしたね。せめて気軽にリプライ送れる仲の奴らからは聞いてほしかったですわ。 で、本当に良い内容と思いまして、できるだけ多くの人に知ってほしいので記事にしました。
ちなみに、セミナー主催者からこの記事を公開する許可は念のため取ってあります。
僕の志望業界
セミナーの内容を書く前にまず僕が志望している業界を説明します。
僕はITベンチャーを志望しています。
IT業界はSIerという業種がほとんどを占めるのですが、僕はSIerには本当に行きたくないです。特に大手SIerなんかに就職したら転職する未来しか見えません。
理由はまたいずれ記事を書きますが、技術的なこと、新しい技術を知ったり試すことが好きな人は絶対に行くべきじゃないです。
大手SIerとかクソつまんないはずです。 というか規模問わずほとんどのSIerは合説の段階からつまんないです。個別説明会とか最強につまんないです。マジで。 アレをつまんないと思わない人はITをそんな好きじゃねーだろって思うレベル。
SIerについては、検索したら行き気が一気に失せるような腐った業界の説明や酷いお話がワンサカ出てきます。 それらをまだ知らずにSIerを志望していたり、SIerに就職予定の人はぜひ調べてみてほしいですね。 特に、未経験者歓迎に釣られた文系の方々はしっかり知っておくべきだと思います。
僕は最近SIerを酷いと思うようなリンクを載せたツイートと僕自身がSIerをdisってるツイートをちょくちょくしてるので、興味あったら見てください。
いかにしてIT土方にならずにIT業界で働くか - NZ MoyaSystem https://t.co/0p56VD5iMI
— キンチキ (@garukujane) March 30, 2016
やっぱSIerはねーわ
クラウドでSIがダメになる本当の理由 - ベテランIT営業が教える「正しいITの使い方、営業の使い方」 - ZDNet Japan https://t.co/KO6Kx6rKIQ
— キンチキ (@garukujane) May 17, 2016
2014年5月でもうこんな記事あったのね。やっぱクラウドでSIerやITベンダーは将来性がないのか。
クラウドワークスはエンジニアを幸せにはしなかった - 負け犬プログラマーの歩み https://t.co/AitLCRU2g5
— キンチキ (@garukujane) May 18, 2016
酷いねこれは。つーかAWSすら知らんエンジニアとか終わってんな。そして「SIerとはエンジニアの墓場」はワロタw
で、僕がSIerに行きたくない理由が以下です。
- 成長があまりできなさそう
- 将来性がなさそう
- 様々な技術や新しい技術に触れられなさそう
- 技術的なことを好きな人が少なそう
- レベルも意識も低い人が多そう
- やりがいが少なそう
- 大手になるほどコーディングができなさそう
- 三次請け、四次請け、...、N次請けは激務が多そう
- エンジニアが開発以外(企画など)できなさそう
- 自社サービスがない
- 客先常駐したくない
- Macじゃない
- 私服じゃない
まだあるはずですが、今思いつくものを挙げました。 上記はSIerが嫌な理由ですが、大企業にも当てはまるものが多いはずです。
たくさん挙げましたが、これは他の人に言っても響かないものが多いです。 なぜなら僕の「したい」や「したくない」だけだからです。 他の人からしたら「ふーん、お前はそうなんだ」で終わる可能性が高いです。
僕が出たセミナーはそんなものではなくて、きちんと今までや今後の産業を踏まえて問題点を示しています。 セミナーの人いわく「産業史を俯瞰する視点」です。 SIerやITベンダーといったIT業界だけでなく、業界問わず今の大企業そのものの問題点です。 本人以外も納得できる内容で、反論もしづらいです。
大企業を志望する理由
大企業ってのは志望する人多いですよね。 親や祖父母、先生でも大企業を勧める人は多いです。 僕の両親は就活についてほとんど口出ししてこないんですけど、ゼミの先生なんかはかなり大企業に行ってほしい感じがします。 僕も大学3年の年越すくらいまでは、大手SIerで安定して暮らせればいいかなと考えていました。
ではなぜ大企業を志望するのか、なぜ勧めるのかを軽く考えてみました。
ちなみに大企業と大手企業は違いますからね。
そこ勘違いしている人は調べてください。
安定志向
日本人の特徴だと思いますが、すごい安定志向ですよね。 公務員か大企業入れば安定して暮らしていけると思うんでしょうね。 僕もこのセミナー出るまではそう思ってましたし、そもそも高三のときに公務員試験受けたこともあります。
給料は高い、休みもきちんとある、退職金もある、生涯雇用の可能性も高い...
これらが本当ならそりゃ入りたいって思いますよ。
公務員はガチで安定していると思ってます。
知名度と周りの影響
メガバンクとかなんちゃら商社だとかなんちゃら保険だとかは誰もが知ってますよね。 そこに入れば自慢できると思いますし、他の人からの評価もきっと高いですよ。 合コンでN○Tとかト○タとかU○Jとか言ったら女子ウケすごい良さそうですよね。
また、大企業に行けとか行ってほしいとか思ってる親や先生はたくさんいますよね。 まあその人たちはなんでそう言うのかってことですが、そう言われると「大企業が良いのかな〜」って思うのが普通かもしれません。
特に、今まで親の言われるがままに進路を決めてきた人は、相当影響が強いはずです。 そういう人たちは、まず自分がしたいことや将来どうなりたいかを考えた方がいいですよ。
中小零細(ベンチャー含む)は不安
これは安定志向と同じようなもんです。
給料は安い、完全週休2日制じゃない、クビになるかもしれない、労働環境は酷い、知名度はない...
これらが本当なら一部のマゾ以外は誰も入りたがりませんよ(笑)
中小や零細はいつ倒産するかもわかりません。
まあ今は大企業でもシャ○プとか○芝なんかは相当ヤバいですけど。
ベンチャーだと新卒でやっていけるのかとか、付いていけるのかといった不安もあります。 実際に僕は、技術的にやっていけるか少し不安です。 特に、今度最終面接がある社員100人いないベンチャー企業は、エンジニアの新卒がまだ1人しかいなくて他のエンジニアは全員中途っていうんだから不安しかないですよ。
注意点
ここからセミナーの内容をようやく紹介していきますが、まず以下を注意しておいてください。
大事なことですが、大企業を志望するなと言っているわけではないです。 あくまで「こういうお話があったよ」という紹介です。
僕が理解したことを僕の言葉で伝えるので、理由が微妙だったり間違ってたり「それはおかしい」ってことがきっとあると思います。 これはセミナーをしてくれた人が悪いんじゃないんです。 僕の伝え方や理解の仕方が悪いんです。 この先を読んで微妙と思った方は、そこだけは知っといてほしいです。
そんで自分の意見のように書いていますが、基本的に全部「らしい」が付いていると思ってください。
また、雇用のデータやお金についても僕はほとんど調べてないため、本当かどうかは知りません。 セミナーした人がきちんと調べているはずなので、さすがに間違いはないと思いますが。
ベンチャー企業を志望している人は今から紹介するお話をもう聞いたことあるかもしれません。 僕は5月の中旬に初めて聞き、知りました。
以下の内容はまだ未完成で、今後も追記修正をできるだけしていくと思います。 はてブでもしておいてまた見てください。
...アクセス数が終わってるんです
大企業の問題点とは
1995年くらいから一気にインターネットが普及して、世の中は大きく変わりました。 あらゆる産業がデジタル化していくため、今後ヤバい業界はめちゃくちゃあります。 金融、不動産、介護、その他もろもろ。 IT業界もSIerやITベンダーは危ないです。
この先、IT業界という枠組みや言葉すらなくなる時代がきっと来るでしょう。 理由はめんどいんでまたいずれ書きます。
問題点といっても色々あるわけですが、今回はお金と転職にフォーカスを当てて説明します。
また、大企業といってもベンチャー気質があるところは別です。 大企業の定義に当てはまるかは知りませんが、例えばIT企業だとYahooやらGoogleやらサイバーエージェントやらDeNAやらGMOインターネットやらワークスアプリケーションズやらです。 いわゆるメガベンチャーですね。
大企業とは年寄りである
*まだ書きかけです(多分)
大企業を人間に例えると60歳くらいが多いです。 もうそんな年齢の人がこれから成長していくと思いますか?
今の大企業が強かったときはまだ20,30代のころです。 社員もみんな若くて経営陣も若いかった時代です。 今は年寄りを多く抱える年寄りな企業です。
ベンチャーはまだ15歳とかです。 まだまだ成長していきます。 社員も当然まだ若いひとばかりです。
大企業に入ったら貧乏になる!?
はいビックリの内容です。
普通は裕福になるですよね。
でも違うんです。
大企業ってのは今がピークのところが多く、売上や業績がこれから下がっていく一方です。
実例で大○製薬のお話がありました。 大○製薬を定年した人が持ち株で資産が一気に3億になったらしいです。 すごいですね。
これは大○製薬が大企業だからじゃないです。 その人が大○製薬がショボかったときに入ったからです。 ショボい時代からドンドン成長していき、大企業にまでなったことで株の価値も上がってます。 その株を持ってたからこそ定年時にお金持ちになれたわけですよ。
今大○製薬に入社してそうなれると思います?
きっとなれないでしょうね。多くの大企業はもうこれから価値が下がっていく一方だからです。 下がる理由はここでは説明しませんが、主に昨今のIT、特にインターネットによる世の中の変化ですね。 で、そんな下がっていく企業に入っても、きっと給料は下がっていく、株価も下がっていくから株買ってもしょうがない...となってしまうわけです。
セミナーの人は
「今大企業に入った人はきちんと資産運用しないと将来必ず貧乏になる」
と言ってました。
恐ろしいですね。
でもそういう世の中なんです。
当たり前なんですが、今は大企業でも昔は全部ベンチャーだったわけですよ。 ベンチャーの時代を生き延びて成長してきたから大企業になったわけです。
生涯年収
*ここはまだかなり適当です
生涯年収なんか嘘らしいです。
世界のお金持ちってのは給料でお金持ちになったわけではありません。 じゃあなにかというと株です。
生涯年収なんてのは所詮たかが知れていて、金持ちは株の力がほとんどを占めます。 上の大○製薬のお話と似てますが、スタートアップに入社して自社株買い、そしてもしそこが大企業になるまでに成長したら株の価値は相当上がってます。 定年まで過ごして売っぱらえば一気に大金持ちですよ。ウハウハですよ。
給料やボーナスだけで考えたらそりゃ大企業の方が金もらえるでしょうね。 しかし、もっと長い目でみたらどちらがお金を手に入れられるか。
パイ(取り分)とオヤジの例え話がありました。
大企業は以下の図です。就職人気ランキング上位はみんなこうなっています。
大きなパイの周りにたくさんのオヤジがいます。 ここに新卒で入っても、一番外側になるだけです。 しかもパイはどんどん小さくなっていくため、自分がパイの一番近くになるころには大してありがたみがないという。
ベンチャー企業は以下の図です。
小さなパイの周りに若者が少しいるだけです。 ここで新卒で入ったら、パイはまだ小さいんですが、最初からある程度ありつけます。 また、パイはどんどん大きなっていき、20,30年後に大企業並みのパイになるころには、自分がパイに一番近いところにいるオヤジになれるわけです。
どちらがたくさんのパイにありつけるでしょうか?
もちろんベンチャーのパイが大きくなる保証はありませんし、大企業のパイが小さくなるのももっと先かもしれません。
しかし、こういう話を知っておき、考えることが大事だと僕は思います。
転職が不利に!?
ここ十年か十五年で雇用を減らした会社ランキングは軒並み大企業で、雇用を増やしたのはベンチャー企業です。 つまり大企業はずっと雇用が減っている、減らしているんです。
そして、そんなベンチャー企業には大企業出身が多いです。 では、今大企業に入ればベンチャーに転職できるのかと言うとそうではありません。
上でも説明してますが、大企業も昔はベンチャーだったわけで、その時代を経験した人たちが主にベンチャーに求められているわけです。
こんなお話がありました。
N○Cに2012卒の新卒で入った人(Aさん)が転職活動をしていました。
あるベンチャー(B社)の選考を受けてて、B社はAさんを入れるか迷っていたらしいです。
しかし、結局は落としました。
Aさんを落とした理由は
「このインターネットがキテいるこのご時世で、ITベンチャーが普通に選択肢に入るのに新卒でN○Cに入るのは見る目ねーわな」とのことです。
センスがない、見る目がない、と。
つまりAさんはN○Cに新卒で入ったためにB社に落ちてしまったと。
あのN○Cですよ?N○Cだから落とすってヤバくないですか?
もう一つお話がありました。
あるベンチャー(C社)に一時期、損保ジ○パンとか三○住友海上だとかの大手保険企業から中途採用を受けに来たのが結構いたらしいです。
しかし、そいつらがことごとくダメだったらしく全員落としました。
それ以来、C社は大手保険出身は書類選考で落としているらしいです。
まさかの学歴フィルターならぬ逆職歴フィルターです。
大企業に入ったからといってベンチャーに転職できるわけではありません。 むしろ不利になってしまう場合もある時代になっています。 いずれベンチャーに行きたいと思っている人は、大企業ではなくメガベンチャーに行きましょう。
おわりに
僕が出たセミナーの内容を紹介していきました。
大企業、多くの人が憧れ入りたがる存在。しかし、
なぜ志望しているのか、入って自分がやりたいことができるのか、お金持ちになれるのか...
こういうことを考えずに志望するのは止めるべきです。
後悔するかもしれません。
考えた末に大企業を志望するならば、あなたはきっと大企業に向いている人なんでしょう。
学歴なんかは気にせずガンガン挑戦してください。
もちろんこの記事読んで安易にベンチャー企業を志望するのもやめてください。 人によってやりたいことや企業に望むことは違いますし、ベンチャーは絶対に合う合わないがあります。
二つ目の記事からかなり時間が経ってしまいましたが、単純に忙しかったのと、この記事に時間を使いすぎたからです。 アウトプットしたいことはまだ山程あるため、今後も記事はドンドン書いていきます。
僕は現在選考中の6社の選考が終わったら就活を終えます。 全部志望度高いベンチャーなので、一社だけでも内定ゲットできたらバンザイです。 6月の中旬までは就活していると思うので、終わったら一気にアウトプットしたいこと書いていきたいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。