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アドベントカレンダーを書くメリットと執筆メンバーを増やす方法を考える

この記事はLinkbal Advent Calendar 2018の24日目の記事です。

イブイブにイブ用の記事を書いているキンチキです。もちろんイブは一日中家に引きこもります。

会社のアドベントカレンダーを書くメリット、そしてどうしたら書くメンバーが増えるか少し考えたので、それを書きます。

※この記事で言うアドベントカレンダーは、基本的にQiitaの技術的な記事がメインのカレンダーを想定しています

執筆者が少ない問題

ある会社のアドベントカレンダーを見ていて、執筆者のユニークユーザーが少なさそうだったのでDevToolで以下のJSを動かして確認してみました。

const authorHtml = document.getElementsByClassName('adventCalendarCalendar_author');
console.log(authorHtml.length + '記事');
const authors = [];
for(let i = 0; i < authorHtml.length; i++) {
  authors.push(authorHtml[i].innerText);
}
Array.from(new Set(authors));

ある会社のアドベントカレンダーの執筆状況

その会社のカレンダーは今後の公開予定を含めて22記事中5人でした。エンジニアが5人なら仕方ないと思うのですが、そうじゃないなら書かないメンバーが多いんだなと感じます。もちろん、その5人がいい意味で書きたがりの可能性はありますし、何記事も書くのはすばらしいと思います。

私は今エンジニア職ではないですが、会社や他のアドベントカレンダーで複数記事を書いています。なぜかというと、書くのが好きというのはもちろんですが、書くことにメリットがあると感じているからです。

アドベントカレンダーを書くメリット

メリットは主に以下4点だと考えています。

  1. 会社のブランディングになる
  2. 個人のアウトプットになる
  3. 技術が向上する
  4. 文章力が向上する

一つずつ説明します。

会社のブランディングになる

主に技術面から採用へのプラスの影響があると思います。

例えば、転職を考えているときにWantedlyGreenからスカウトが来たとします。そしたらその会社のことを調べますよね?

それでその会社がアドベントカレンダーをやっていたら嬉しくないですか?
カレンダー埋まっていたらさらに嬉しくないですか?(むしろ埋まっていないと寂しい)
いいねが多い記事や読んでいて楽しかったりためになる記事が多かったらさらに嬉しくないですか!?

これで選考を受けてみようと思ってもらえるかもしれません。

アドベントカレンダー

  • 技術がある(かもしれない)こと
  • 記事を書く文化がある(かもしれない)こと
  • アウトプットしている社員がいること

ここらへんは見た人に感じてもらえるのではないでしょうか? 少なくとも、よっぽど内容の薄い記事や間違った内容の記事ばかりでない限り、マイナスの影響は無いはずです。

私はアウトプットする社員がたくさんいたらとても嬉しくなります。

個人のアウトプットになる

アウトプットの重要性はいたるところで言われています。

とはいえ、普段記事を書くということはなかなかないのではないでしょうか? ブログやnoteやQiitaのアカウントはあっても記事は一回も書いたことがない人は多いと思っています。

ですが、会社でアドベントカレンダーをやることになり、1日でも担当日を持てば半ば強制的にでも記事を書くことになります。そして、それがアウトプットになります。

もしかしたら、そこから記事を書くことの楽しさに目覚めて、アドベントカレンダーの担当日を増やしたり自主的に記事を書いていくようになるかもしれません。

アドベントカレンダーで記事を書く=個人のアウトプットです。記事を書くプラットフォームがQiitaだろうが個人ブログだろうがnoteだろうが企業の技術ブログだろうがWantedlyのフィードだろうがなんだろうが、個人のアウトプットになることには変わりありません。

技術が向上する

技術記事を書いたことがある方ならわかると思いますが、間違った内容を書かないように結構気を使います。

なんとなく内容を把握していて記事を書こうと思っていたことでも、実際に書いてみると「ここはこれであっていたっけ?」「このコードできちんと動くっけ?」「このコードで見てわかるか?」となったりします。そして調べたり実際にコードを書いて、記事の中身を良くしていきます。

この過程で、記事の内容に関して書く前より理解が深まります。他の分野の知識がつくこともあります。

私は実際にこの記事を書く過程で、アドベントカレンダーのユニーク執筆者を出すコードを書いて Array.from(new Set(array)) を知りました。というか生JSはほとんど書いたことがないので、恥ずかしながら getElementsByClassName の存在と getElementsByClassName の戻り値が配列ではないため forEach でループできないことを知ることができました。

文章力が向上する

この文章で伝わるか、もっと簡潔に伝えられないか、誤字脱字はないか、、、こういったことを考えて書く(と思う)ので、文章力は絶対に向上します。

もちろんコードだけ書いて説明は1行だけ、みたいな記事ばかり書いていたらなかなか向上しないと思いますが。

もしかしたら普段コードばかり書いて文章はあまり書かないエンジニアさんもいるかもしれないので、技術記事を書いてみるのはいかがでしょうか?

ちなみに、私は簡潔な文章を書くことが苦手です。。。

どうしたら記事を書くメンバーが増えるか

メリットはわかったとして、じゃあどうやったら記事を書くメンバーが増えるかです。

以下は私が考えたものですが、ほとんど実践していないので効果があるかはわかりません。

  • 自主的
    • 記事を書くメリットを伝える
    • 記事のネタを提供する
    • お願いする
  • 強制(ルールベース)
    • ランダムで担当日を割り振ってしまう
    • 一人一記事書くことを必須にする ※業務として一定時間アドベントカレンダーの記事を書くことを許可する

記事を書くメリットを伝える

記事を書かない(アドベントカレンダーの担当日を持とうとしない)人は、メリットを理解していないまたは知らないのでは? という仮設です。

理解したら自主的に書いてくれるかもしれません。

記事のネタを提供する

「メリットは理解している」「書きたいと思っている」でも書くネタが無いって人はいると思います。

そんな人には「この前リリースした新機能の開発で使ったライブラリのこと書いてみたら?」みたいなことを伝えたら書いてくれるかもしれませんね。

この方法は結構いけると思っています。

お願いする

書いてもらうようお願いする。

超シンプルですが、人は頼まれたら応えたくなるものなので効果は大きいと思います。

ランダムで担当日を割り振ってしまう

いっそのことすべてランダムで割り振ってしまい、「じゃあよろしく」でいいかもしれません。

記事を書くことに時間がかかることはみんなわかっているので、自主的に担当日を持つことはどうしても心理的障壁があります。でも、担当日が割り振られてたら特に抵抗なく書く人が多いと思います。むしろ喜んで書く人もたくさんいるはずです。

書くことができないのではなく、「書く」と決めることができないって話ですね。

一人一記事書くことを必須にする

もはや会社で一人一記事を必須にしてしまうという乱暴な方法です。

おすすめしません。もし強制するなら、業務として一定時間アドベントカレンダー用の記事を書くことを許可すべきだと思います。

おわりに

アドベントカレンダーで忙しい年末がさらに忙しくなりますが、私は年末感を味わえて好きです。 会社のだけでなく、他のアドベントカレンダーも「えいや」で担当日持っちゃうことを勧めます。とにかく決めておけば、書かざるをえなくなってアウトプット増えますよ!

「会社のアドベントカレンダーくらい業務時間中に書かせてやれよ」ってはてブが付きそうですが、そんなんは会社によるから知らん。いつ書こうが、書いた本人にプラスになるからどっちでもいい。

会社がお願いするなら業務時間内にある程度時間与えるべきだが、できれば自主的にみんな書いてほしい。

そう思います(私は平社員)。

それではさいなら。

参考記事